板金

金属の板を加工するなどを指す「板金」。このページでは板金の省力化・自動化の事例をいくつか紹介し、板金の納入実績を持つ会社の特徴などをピックアップしているので是非チェックしてください。

板金の省力化・自動化事例1

業種

 

機械製造業

検討した要因

多品種かつ少量生産を行っている会社で、検査を担当する作業員の業務負担が大きい現状があります。また検査品質のばらつきもあるため、どうしても品質が安定しない問題もあり、それらを解決するために自動化を検討することに。

実現へのハードル

加工する製品ごとに特注でプレス機の型を製作しているので、複数のプレス機が必要不可欠です。そのため作業するスタッフを全てロボットに置き換えることは、導入コストが高くなりすぎるという課題を抱えていました。

解決できた理由

作業展開型のSI手法ではなく、機能展開型のSI手法を使用することによって導入コストを4割ほど削減することに繋がっています。

板金の省力化・自動化事例2

業種

製造業(精密板金)

検討した要因

クオリティとデリバリを徹底的に追求しており、業務負担を軽減するためにロボット導入を検討。仮付けは手作業、本付けはロボットというように作業分担できれば良いと考えていました。

実現へのハードル

熟練の作業者だけが使えるロボットではなく、若手社員でも扱えるようなロボットが理想的でした。

解決できた理由

URなら安全柵も必要なく、またレイアウト変更も非常に簡単という魅力があった。全て手作業であれば気づかないうちにズレることもあったが、上手くロボットを活用することによって品質も高くなるなどの効果が得られるなどのメリットも。また業務負担も大幅に軽減できたそうです。

板金の省力化・自動化事例3

業種

板金加工メーカー

検討した要因

プレスブレーキの数が限定されていることで金型の交換が多発しており、パーツごとの製造になっている現状でした。また作業スペースも狭く、置き場所に困っている問題も。そこで作業者の負担を軽減し、生産性アップにつながる方法を検討。

実現へのハードル

工場の敷地が狭いことによって、ブレスブレーキを複数台設置することが困難な状況でした。また配電盤自体がそれぞれあるため、生産効率アップも厳しい状況に。

解決できた理由

工場のスペースを有効活用するために、ブランキング設備とパネルベンダーをライン化することを実施。それによって効率的な生産が実現できるように。パネルベンダーで自動化できたことによって新たな人員を採用する必要もなくなり、生産効率を2倍ほどアップできています。

板金の納入実績を持つ会社

カイノス

トータルサポート体制で対応

企画から設計・製造・組立・品質保証・調整・アフターフォローに至るまでトータルサポートを行っている会社です。とくに納品した設備が長きに渡って使い続けられるよう据付工事を担当している工事グループのメンバーが、稼働した後のメンテナンスも対応しています。過去の事例などでトラブルが起こりやすい箇所や要因なども把握しているため、的確な診断と迅速な対策を講じることが出来るでしょう。さらにトラブルが起きる前の予知保全にも注力しています。

自動化ラインをシステムごと提案

カイノスの強みの一つが「現場の省人化」です。人手不足になりがちな状況だからこそ、人が常に監視するような状況ではなく自動化ラインをシステムごとで提案してくれます。たとえば検査装置の設置によって、目視の手間を省くことができ、品質チェックを人が介さずに行える体制を整えてくれるでしょう。またトラブルの発生を防ぐ安全設計も心掛けているため、人目が届きにくい環境でもトラブルのない生産性をサポートしています。さらにIoTを導入することで、予知保全を実現し、故障する前にパーツを交換するなどの対策が講じられるような体制となるでしょう。

カイノスの会社情報

社名 カイノス株式会社
住所 福井県坂井市丸岡町長崎1-80-2
電話番号 0776-67-4100
板金加工機の導入実績数 公式HPに詳細がありませんでした。

カイノスについてもっと見る

KUKA

ドイツに本社を構えるグローバル企業

ドイツのアウグスブルグに本社を構えるグローバルオートメーション企業です。インテリジェントなオートメーションソリューションを提供する企業として、ロボットセル・自動車・電子機器・金属・医療など多種多様な市場において完全自動化のシステムの構築やネットワークなど自社で全て対応してくれるでしょう。日本以外にも世界各地に支店を展開しており、海外の工場のサポートにも対応可能です。グローバルな活躍をしている企業にとっては、世界各地に支店を展開していることによってサポートも受けやすくなるでしょう。

板金のハンドリングとバリ取りを自動化

KUKAでは全自動ロボットのアプリケーションを開発しており、ロボットベースの板金のハンドリングとバリ取りを可能としています。また30種類もの板金処理にも対応しているのも特徴的です。基本的には6つの作業工程をプログラミングされており、自動でバリ取りを実施。プログラムは作業範囲や保護範囲を簡単に設定することが出来るため、ロボットと人が安全かつ効率的に作業が行える環境にしてくれるでしょう。

KUKAの会社情報

社名 KUKA
住所 横浜市保土ケ谷区神戸町134 YBPテクニカルセンター2階
電話番号 公式HPに詳細がありませんでした。
板金加工機の導入実績数 公式HPに詳細がありませんでした。

サルバニーニジャパン

板金曲げ加工を得意とする会社

サルバニーニジャパンは曲げ加工を自動化することに対応しており、熟練の技術が求められる長尺の板金加工にも「プレスブレーキ」を用いた加工を実施しています。材料の扱いに注意しながら、P曲げ・L曲げ・U曲げなどの板金加工を自動化・省力化することをサポートしてくれるでしょう。自動化することによって品質を安定させるだけでなく、熟練者に依存せずに曲げ加工が行えるなどのメリットがあります。

様々な悩みに合わせた導入実績が豊富

サルバニーニジャパンの強みと言える点は、豊富な導入実績でしょう。作業者の負担軽減やコストダウン、人手不足の解消など企業が抱えている悩みや課題などを踏まえて、最適な自動化・省力化システムを構築しています。そのため板金加工の自動化を行うことによって、現状の課題を解決できるような対策が構築しやすくなるでしょう。

サルバニーニジャパンの会社情報

社名 株式会社サルバニーニジャパン
住所 大阪府和泉市テクノステージ1-3-13
電話番号 0725-54-3911
板金加工機の導入実績数 6件

「生産ライン 設計」と検索した際に表示される企業33社(2021年8月23日調査時点)から、品質管理の国際規格であるISO9001を取得しており、公式サイトに納入実績・取引先企業の記載がある4社を、それぞれ公式サイトで納入実績の記載があった業界向けのおすすめ会社として紹介しています。

機械・電機・電子など
幅広い業界に納入実績あり
榎本工業株式会社
主な納⼊先
  • NTN東海理化デンソーデンソーワイパシステムズデンソーワイズテック浜松ホトニクスヤマハ

など

創業:1901

ISO9001取得:1997年

参照元:榎本工業公式サイト(https://www.enomoto-net.co.jp/company/quality_assurance)

  • 創業100年以上、設備機械メーカーとしても50年以上の実績(2021年10月時点)
  • 既存設備のカスタマイズ・特殊機器のテストなど多彩な対応力
  • メール・オンラインでの相談OK
自動車組み立て設備の実績豊富
新明工業株式会社
主な納⼊先
  • トヨタ自動車トヨタ車体日野自動車ダイハツ工業マツダSUBARUジェータックス

など

創業:1949

ISO9001取得:2001年

参照元:新明工業公式サイト(https://www.shinmei.co.jp/corporate/history.html)

  • 70年以上(2021年10月時点)続くトヨタとの協力体制
  • 自社でも特殊車両や試作車両の製作・開発を行なう
  • 国内5工場・海外4カ国に拠点あり
食品生産・加工ラインを施工
株式会社トーワテクノ
主な納⼊先
  • 江崎グリコ賀茂鶴酒造アサヒグループ食品井村屋ハウス食品山崎製パン森永乳業

など

創業:1953

ISO9001取得:2000年

参照元:トーワテクノ公式サイト(https://www.towatechno.co.jp/company/ayumi.html)

  • 食品の包装・充填機器を始め、梱包機も手掛けている
  • 製品ごとの出荷前検査で品質管理を徹底
  • 製作機械の電気使用量削減にも挑戦
国内外自動車メーカーへの
納品多数
株式会社KEC
主な納⼊先
  • ゼネラルモーターズ(米国)マルチ・スズキ(インド)SUBARU葵機械工業アストラ・ダイハツ・モーターいすゞ自動車エイチワン星宇ハイテック(韓国)

など

創業:1981

ISO9001取得:2011年

参照元:KEC公式サイト(http://kec-corp.jp/profile/profile/)

  • ボディ溶接ラインの設計・製造が得意
  • フルターンキー対応可能
  • 様々なサイズ・スペックの機械を製造