吉川氏
中小企業の製造現場を知り尽くす『TMNホールディングス』に所属。
現場目線で課題を捉え、実践的な改善提案を行うプロフェッショナル。
生産ラインにおける梱包は、製品を出荷可能な状態にするための大切な工程です。人手で対応している工場も少なくありませんが、機械による省力化・自動化も可能です。人手不足や作業品質でお悩みなら、自動化を検討してみましょう。
ここでは、梱包を自動化するメリットと方法、成功させるポイントを解説します。
生産ラインの梱包とは、完成状態の製品を出荷できるようにする工程で、パッキングとも呼ばれています。梱包方法は製品次第で、例えばダンボールなどの箱に詰める場合もあれば、フィルムで包む場合もあります。人手による作業が普及していますが、作業時間や品質に課題を抱えている工場も多々見られます。
梱包と似た作業に包装がありますが、基本的な考え方に違いはありません。しかし、梱包は製品を出荷できる状態にするのに対し、包装は物品を包む作業そのものを指します。そのため、梱包よりも広い意味を持ちます。
荷造りは、物品を包んだり束ねたりして輸送できる状態にする作業をいいます。梱包と似ていますが、包装など他の作業も含めた広い意味で使われています。
梱包は製品を完成状態にするための工程で、作業員が人手で作業している工場が多数あります。しかし、製品のサイズや形状に合わせた梱包材選びが求められるほか、抜け漏れにも注意しなくてはいけません。作業員の負担が大きいため、自動化も検討する価値があります。
自動化は、作業効率を改善させるなど多くのメリットをもたらします。機械導入コストはかかりますが、作業員の負担を軽減したい場合は自動化を進めましょう。
梱包を自動化した場合、作業員の負担が軽減されます。大部分を機械が行いますので、人の介在が必要な作業を大幅に減らせます。製品によっては、機械による完全な自動化も不可能ではありません。
自動化は人手不足の解消にも繋がります。人手による作業量を減らせるため、少ない人員で対応できるようになります。完全自動化すれば人手が不要になりますので、人材配置の適正化や浮いたリソースを他の工程に充てることも可能です。
作業スピード向上にも寄与します。人手の場合、作業員によって作業スピードにムラが生じますが、機械は一定スピードで作業を行います。スピードが均質化されるため、リードタイムも短くできる可能性があります。
人手による梱包では、不適切な梱包による輸送中の製品破損や、付属品の梱包漏れなどのトラブルが起こることもあります。一方、自動化後は機械が適切に梱包しますので、製品の破損や抜け漏れなどのリスクを低減できます。
まずは梱包作業を自動化できるか判断しましょう。梱包作業全体のフローを確認し、自動化できそうな作業と範囲の見極めが必要です。自動化できると判断した時は、機械を導入するための予算を確保しましょう。
予算を確保できたら、導入する機械を選びましょう。梱包に使用する機械は種類が多く、製品によって適切な機械が変わります。近年はAIを活用した自動化も盛んですので、AIの導入も検討の余地があります。メーカーとも相談しながら、適切な機械を提案してもらいましょう。
導入する機械を選んだら生産ラインに設置しましょう。設置には時間がかかるケースもあるため、スケジュールを立てて導入を進めることが重要です。生産ラインの停止が必要な時は、工場の作業員とも話し合ってスケジュールを決めましょう。
生産ラインに機械を導入したら試験運用を始めましょう。機械の動作状況はもちろん、梱包品質・スピードも確認が必要です。問題が生じた時は機械を調整し、再度試験を行います。本稼働できる状態になるまで試験と調整を繰り返しましょう。
梱包の省力化・自動化で失敗しないためには、製造現場の改善を得意とするプロへの相談が近道。自動化はコスト削減や生産効率化に寄与する一方、適切な梱包用機械や自動化の手法は工場によって異なるため、ノウハウ豊富なプロのサポートを受けることが重要です。
本メディアを監修する「TMNホールディングス」は、中小製造業の生産ライン改善を得意とするプロフェッショナル。導入すべき設備や自動化のアドバイスはもちろんのこと、省力化に役立つ「預かり検査」「梱包作業・代行出荷」にも対応しています。
※対応実績:2025年5月7日時点。
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※画像引用元:TMNホールディングスHP(https://www.tmnet.co.jp/)
TMNホールディングスは、中小企業の製造現場を熟知したプロ集団。これまでに緊急対応17,280件、預かり検査1,440件という豊富な実績を積み重ねており(※2025年5月7日時点)、現場のリアルな課題に即した提案が可能です。
生産ラインの課題洗い出しから改善アドバイスまでを一気通貫で支援し、24時間・365日対応の緊急サービスも展開。現場に根ざした実践的な支援で、製造業の生産性と品質向上に貢献しています。
工場診断とは、製造現場の設備や生産・品質管理手法を分析し、課題や改善点を明確にするための診断。
工場の改善点が可視化されるだけでなく、競合他社との違いや自社の水準を比較することも可能です。
工場診断の結果を元に課題解決へ取り組めば、生産性の向上やコスト削減にも繋がるでしょう。
当メディア「現場創新」は、中小企業の生産ライン改善を得意とする「TMNホールディングス株式会社」監修のもと、中小企業に向けて自社の生産ラインを改善するためのノウハウやヒントを提供するため、Zenken株式会社が運営しています。
プロ
梱包工程の省力化・自動化は「最終工程のボトルネック解消」になり、納期や人手不足、出荷品質の安定に直結する重要な改善項目です。
鍵となるのは、梱包作業の“平準化と流れ化”。バッチ作業の削減、人と機械の役割分担、多品種対応の仕組みづくり、トレーサビリティの強化などが柱になります。